これは特定の要素(Project Details)に入力されているものがあれば表示される見出しです。
七ヶ浜町町制施行65周年を記念したオリジナル公演
七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーミュージカルグループNaNa5931による七ヶ浜町町制施行65周年記念公演『海からのハーモニー』が公演されました。豊かな海を支えに生きる浜のニンゲンたち。かくれ岩(岩礁)に棲む生きものたち。とあるカマクラ時代に七ヶ浜町にあった、ふたつの海城のお役目・・・。ゆかいなキャラクターたちが、海に生きるものたちの愛と絆を美しい音楽とダンスで織りなし、物語の世界へと観客を引き込みました。
公演終盤では初のカンパニーソング『ゴーへ』の英訳を団員全員で熱唱しフィナーレをかざりました。
また、長かったコロナ禍から、今公演は恒例だったお客様の送り出しが復活し、公演後の素敵な余韻を会場全体で共有しました。
おはなし
【第一幕】かつて七ヶ浜町にあった吉田浜二月田(にがで)入り江は「風待ち港」と呼ばれていました。舞台は、そこに出入りする帆船が風と共に交流するダンスで幕を開けます。
七ヶ浜の海では「かくれ岩」と呼ばれる多くの岩礁に、様々な海の生き物たちが住んでいます。長老アワビは、岩礁ごとにある陣地に関係なく、「水中体操」のリズムに乗って、年に一度の祭りを強行します。その祭りの会場で出会ったのはヒメとカレ。恋に落ちます。しかし、ヒメはキッチー団、カレはブッチー団と呼ばれるそれぞれかくれ岩に住む長年敵同士の家柄。海の中で領地の取り合いと争いが絶えません。この恋、成就は絶望的、しかしそれがゆえに燃える恋。ところがある大しけの海でニンゲンたちが命からがら引き上げる時、その網にはカレの姿が……
【第二幕】陸の上のニンゲン世界はいつも争いごとが絶えません。とあるカマクラ時代。風待ち港のある七ヶ浜は大変栄えており、吉田城と花渕城という小さな城が存在していたことを知る人は多くありません。2つのお城の間隔はわずか900m。そして、それぞれのお殿様はちょっとユニーク。この2つのお城は、岩礁の海域を管理し、今でいう「沿岸警備隊」や「漁業協同組合」のような大事な役割を分担して果たしておりました。
そんな時代の七ヶ浜で漁をするニンゲンたちが乗った船が座礁しそうになった時に起こった、通称「アワビ伝説」と呼ばれる奇跡……
一方の海の中では、カレを失い悲しみに暮れるヒメの姿が。この後、ヒメとカレの運命やいかに。
『海からのハーモニー』は、愛と調和、共存をテーマに、そうした岩礁の生き物たちと、海に生きるニンゲンたちとの交流を通じ、全ての生き物たちの絆を讃え、今私たちにとって必要なものは何かを問いかけます。
関連動画
実施概要
開催日
令和5年11月19日(日)開演10:30(開場10:00) 開演14:00(開場13:30)
会場
七ヶ浜国際村ホール(宮城県七ヶ浜町花渕浜字大山1-1)
料金
1,500円【全席指定】
出演
七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーミュージカルグループNaNa5931、SCSミュージカル研究所
スタッフ
作・演出・振付 梶賀千鶴子、音楽 ヒロセ純、音響 緒方晴英(coltivare)、照明 小野光明(FUNLIGHT)、舞台美術(Fuctory-K)、舞台進行 黒田浩、衣裳 SCSミュージカル研究所衣裳部、衣裳制作協力 七ヶ浜おはりこーず、館内装飾監修 迫俊道、写真映像撮影 柏谷潔(Focus)、レッスン指導 梶賀千鶴子 SCSミュージカル研究所 廣瀬秦 佐藤月乃、歌唱指導 片桐雅子、プロデュース 廣瀬純
主催
七ヶ浜町、七ヶ浜国際村事業協会
後援
七ヶ浜町教育委員会
助成
宮城県(令和5年度NPO等による心の復興支援事業補助金)
協賛
ENEOS株式会社